寝過ぎが原因?

寝すぎても頭痛になる?

 頭痛は寝不足やストレス、肩の凝りすぎによっても引き起こされますが、その逆の寝すぎによっても頭痛が起こることをあなたは知っていますか?

 

  「今日は休日だからちょっと寝すぎたなぁ・・・あれ、頭が痛い?」

このような体験をしたことがある人も少なくないのではないでしょうか?  

 

寝すぎによる頭痛を解消してもらうためには、まずその原因を理解して予防や解消法などを知っておいてもらうことが必要だと思います。

ここではそんな寝すぎによる頭痛の原因と対策について紹介していきます。

そもそも頭痛のメカニズムとは?

頭痛は脳の血管が収縮して、そのあとに急激に拡張することで、周囲の三叉神経という感覚神経を刺激することで起きると言われています。

つまり血管の収縮、弛緩を支配する自律神経循環の異常が頭痛を引き起こすのです。

 

そういった異常を引き起こす原因には次のようなものがあります。   

  • 生理周期のホルモンバランス
  • チラミンという物質の過剰摂取 (チョコレート、柑橘類、赤ワインなど)
  • 生活リズムの乱れ(睡眠、食生活、運動など)
  • 睡眠の質の低下により脳や体中にたまった疲労物質が蓄積される

では、寝すぎによる頭痛のメカニズムとは?

・睡眠中は脳の活動は緩やかで休んでいる

      ↓

・脳の活動が穏やかになることで緊張が緩くなる

      ↓

・緊張が緩くなることで血管が拡張していく

      ↓

・寝すぎることで脳の血管が必要以上に拡張して周囲の三叉神経を刺激してしまう

 

  このような流れで寝すぎによる頭痛が起こってしまいます。  

これから予防法と解消法をお伝えしていきますね。

寝すぎによる頭痛の予防

・平日の睡眠不足を休日に解消するのではなく、平日も休日も同じ時間に寝て、同じ時間に起きるように生活のリズムを作る  

・チョコレートや柑橘類、ワインなどのチラミンを含むものを過剰摂取しないように気を付ける  

リラックスする時間を確保したり、軽い運動をしたりして睡眠の質の向上を意識する

 

寝すぎによる頭痛の解消

 血管の過剰な拡張により寝すぎによる頭痛は起きているので、血管の拡張を抑え収縮させることで頭痛をやわらげることができます。

・痛む部分を氷水などで冷やす  

・血管収縮作用のあるカフェインを含む飲み物を飲む(緑茶、紅茶、コーヒーなど)  

 

予防や解消については試してみて下さいね。

あとがき

ここまでで寝すぎによる頭痛について紹介してきましたが、そもそも身体のバランスが整っていて、自律神経もしっかり調節ができるし体液循環もしっかりとあれば少し位寝すぎたくらいで頭痛になったりはしません。  

 

ですがいろいろな理由や原因で頭痛に悩む人がとても多いのが現実です。

それは、日ごろの生活や仕事における疲労やストレスで身体のいい状態を保つことが難しくなっているということがいえると思います。

 

当院にもそういった悩みを訴えて来院される方が後を絶ちません。

私たちはそういった毎日頑張っていて今の日本を支えてくれている人たちを痛みや不調から救いたいという想いをもって毎日施術にあたっています。

 

ここで紹介したことはいろいろな種類のある頭痛の中の一つについての対処法でしかありませんが、 今このような寝すぎによる頭痛に悩んでいる人は一度ここで紹介した予防や対処を試してみてください。

それであなたの悩みが軽減されれば幸いです。  

 

ただ・・・一つだけ皆さんに伝えたいことがあります。

それは、少しくらい負担がかかったとしても大丈夫な、もしくはすぐに元気に戻れる身体でいてほしいということです。

そもそもちょっとくらいの負担ならびくともしないような身体って素敵ですよね。

毎日、仕事や家事、子育てなどに頑張っている皆さんだからこそずっと健康であってほしいと願っています。  

少しのストレスや疲労くらいで肩こりや首こり、頭痛なんてしない身体になるためには体液循環身体のバランス自律神経のバランスを整えることが必要です。

自分では難しいという方は専門家に相談してくださいね。  

 

それではこれから一人でも多くの方が頭痛の悩みから解放されて人が町が日本中が元気になることを願っています。