頭痛には代表的な3つの症状があります。
・筋緊張性頭痛
・片頭痛
・群発性頭痛
これらの頭痛で多くの方が悩まれています。
頭痛になる原因はそれぞれの症状によって異なってきます。
筋緊張性頭痛は頭から肩甲骨にかけて付いている筋肉などの緊張が原因で頭痛になってしまうのでそれらの原因となっている筋肉の緊張を取り除く必要があります。
じゃあ、筋肉が緊張状態になる原因としては何があるかというと・・・
・いつも身体に力が入っている
・普段肩周りをあまり動かすことが少ない
・血液循環が悪い
などの原因が考えられます。
それらの原因を取り除くには、皆さんも知っているとは思いますが、身体をしっかり温めたり、痛むとこをマッサージしたり肩周りを動かす運動をしたりと、ケアや対策はたくさんあります。
では片頭痛はどうかというと、この頭痛は”神経説”や”血管説”や”三叉神経血管説”と様々な説がありますが、三叉神経血管説が最も有力な説と言われています。
三叉神経血管説とは、何らかの刺激が頭の血管や神経に加わった時に、血管が急激に拡張し、無菌性の炎症が引き起こされ炎症反応が次々に血管に広がっていきます。
そして急激に拡張した血管は反動で急激に収縮してしまい、頭痛が起きてしまいます。
だから、音や光・臭いなど神経を興奮させるようなことが起きてしまうと片頭痛
は起こってしまうのです。
片頭痛には特徴的な前駆症状があり、目の前がチカチカする閃輝暗転(せんきあんてん)という症状があります。これは視野が一部欠けたり目の前が眩しくなって一時的に何も見えなくなってしまうという症状なのですが、必ず起こるというものではありません。
片頭痛の誘発因子としては、精神的・月経周期・環境因子・食事因子があります。
月経周期は女性特有の生理的現象で、その時にホルモンバランスが崩れたりする時にも片頭痛は起こってしまうので、割合として女性の方に多く片頭痛がみられることっていうのも、しかたがないことなのです。
月経時の片頭痛は他の原因と比べ痛みが強く持続時間も長いため、薬が効きにくい傾向があります。
食事に関しては、血管の収縮や拡張に作用する食べ物や飲み物があります。
血管を収縮するものとしては、アルコール(特に赤ワイン)・ベーコンやソーセージがあります。
血管を拡張するものとしてはチョコレート・ココア・コーヒー・チーズなどがあります。
でもこれらの食品を摂取すると必ずなるということではなく、いろいろな要因が重なった結果、症状として現れます。
そして片頭痛のケアのしかたで良く間違ってしまうやり方としては温めるという行為です。
筋緊張性頭痛の場合は首・肩周辺を温めてあげることは有効的なのですが、片頭痛の場合はそうではありません。
何故かというと、温めることにより頭の血管の血流は良くなるのですが、それにより血管のそばを走っている神経も興奮してしまい、そこから痛み物質が出て余計に悪くなってしまうので片頭痛の時は温めるようなケアというのは、してはいけないのです。
ではどう対策していくかというと、温めるのとは反対の冷やしてあげることが大事になってきます。
その結果、頭の血管が収縮して片頭痛が治まってくれます。
また、12月や1月というのは忘年会や新年会などの宴会があるかと思います。
でも宴会の当日に頭痛が起こってしまうと、楽しみにしていたのに行けなくなることってありますよね。
でも、片頭痛は周期的なものなのでその周期さえ分かっていれば、上手いこと調整することができます。
群発性頭痛は、女性よりも男性の方が割合が多く、これは片頭痛とは違い1年に1~2ヶ月間に集中してほぼ毎日頭痛が起きます。
症状としては、目の奥えぐられるような激痛だったり、激痛によりじっとすることができないくらいの痛みが襲う。
誘発因子としては、アルコールや煙草がトリガーになり、飲酒後40分から1時間ほど経った頃に発作が現れやすいと言われています。
だから、この群発期に飲酒や煙草を避けるように心がけることが対策として大事です。
今までいくつかケアの仕方や対策についてお伝えしてきましたが、これでは根本的には良くなりません。
根本的に良くなる為には、それまで自分が溜めてきた、疲労・ゆがみを取り除いていく必要があります。
今辛い症状にお困りの方、根本的に治したいという方一度、当院にまでご連絡下さい。
長々と読んでいただき、ありがとうございました。
「肩こり専門」 ひろ整体院
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