実は〇〇かも…
肩こりは、老若男女問わず幅広い年齢層の方が悩まれている症状の一つです。
原因は、普段生活する上で今まで蓄積された疲労によって起こってしまいます。
長時間のデスクワークやいつも右肩で荷物を持つという癖などによって右肩がこったり痛んだりするということは、よくある事ですが、そういったことが長く続く場合は、単なる肩こりではないかもしれません。
実はこのように右肩だけがいつも酷くこってしまう人は、肝臓に疲れが溜まってしまっているのかもしれません。
肝臓の働きとは?
肝臓は人体最大の臓器で1キロ以上の重さがあります。
働きとして主に下記のような働きがあります。
「代謝」・・・体内で消化された食べ物を必要なエネルギーに変える。
「解毒」・・・体内に取り込まれた食品添加物やアルコールなどを分解する。
「胆汁生成」・・・脂肪の消化吸収の補助と不要物質を排泄する働きがある。
「エネルギーの備蓄」・・・人間が生きていく上で必要なエネルギーを蓄える。
肝臓は500以上の働きを普段からしているため、生体内の化学工場と呼ばれています。
肝臓が疲労する要因とは・・・
肝臓はたくさんの役割を持っている分、他の臓器よりも余計疲れやすい臓器なのです。
では肝臓が疲労してしまうのはなぜなのでしょう?
肝臓を疲労させるで真っ先に思い浮かぶのが、アルコールの摂り過ぎです。
でも、それ以外にも肝臓を疲労させてしまう要因というのはたくさんあります。
・食べ過ぎ
食べ過ぎというと、胃だけに負担が関わると思われがちですが、実は肝臓にも負担がかかっています。
胃や小腸で吸収された栄養を貯蔵し、体内で使うために変換したり合成したりする働きを持っています。
・睡眠不足
睡眠不足の状態は、休養せずに活動し続けることになり、肝臓に蓄えられたエネルギーを使い続けるということで肝臓を酷使していることになります。
さらに、活動後に発生した老廃物の掃除も肝臓が関わってくるので、睡眠不足は余分に肝臓に負担をかけてしまっていることになります。
・運動不足
運動不足で筋肉を動かすことをしないと、末梢からの血液の戻りが悪くなり、汚れた血液が身体に溜まってきます。
その処理に肝臓は追われることになり疲労してしまいます。
・ストレス
職場や学校での人間関係、家庭の問題、精神的にストレスになる状況はたくさんあります。
ストレスには交感神経を緊張させて対処しようとします。
一方、肝臓を始めとした臓器を動かす神経は副交感神経であるため、身体がストレスに対して抵抗している間は、肝臓はうまく働けない状態が続きます。
しかも交感神経の緊張は多くの内臓の血液量も減少させてしまうため、余分に負担がかかります。
しかし、肝臓がやるべき仕事はあとからあとから押し寄せるため、疲れ果ててしまいます。
肝臓の負担を減らすには
肝臓が処理している過剰な栄養素や老廃物、毒素的物質を減らすことが必要になってきます。
過剰な栄養素を減らすには「よく噛んで腹八分目ではなく六分目」に抑えることが大事になります。
そして腸内環境を整え「悪玉菌」が少ない状態にすることが大切になります。
その為に乳酸菌・ビヒズス菌などの善玉菌を摂取する必要があります。
多く含まれている食べ物としては穀物や芋類・海藻です。
更に善玉菌の増殖に必要なオリゴ糖の補給と便秘予防が重要になってきます。
それらが多く含まれる食べ物としては、玉ねぎやゴボウ・アスパラガスなどがあります。
また、睡眠をしっかりとることで、肝臓の血液循環量も増加します。
その為、栄養や酸素が肝臓全体に隅々まで行き渡り、無理なく分解や合成がしっかり出来るようにります。
まとめ
肩こりは老若男女とはず、幅広い年齢層の方が悩まれている症状の一つです。
特に右肩だけが異様に痛みやこりが伴う方は肝機能の低下がみられるかもしれません。
肝臓はストレス、運動不足、睡眠不足、食事により機能低下を起こしてしまうので、そうならない為にも「腹は六分目に抑えて腸内環境を整え、しっかり睡眠をとる」ことが大事になってきます。
身体のケアはちゃんとやっているのになかなか肩こりが改善されているとういう方は一度ご連絡下さい。
「肩こり専門」 とまり木整体院
06-6371-5678