四十肩・五十肩っていうのはその年齢層の方に多く診られる症状なので、このような総称で言われています。
では、いったい何が原因かというと肩関節と関わりのある軟骨や靭帯、腱の老化(変性)が原因で肩関節周囲に炎症起こしている為と言われています。
炎症部位としては、肩関節を滑らかに動かす為にある滑液包や関節包、肩周囲にあるローテーターカフというインナマッスルの筋肉などが一緒に癒着してしまうことによって、肩関節の動きが悪くなってしまいます。
そして癒着した状態で無理に動かそうすると摩擦がおき、関節内で炎症が起きてしまうのです。
症状は3段階に分かれています。
疼痛が最も強く現れる急性期、痛みはないが運動制限がみられる慢性期、関節の稼働制限がなくなる回復期の3つの段階に分かれています。
急性期では、炎症を起こした腱板と滑液包の痛みが主でありますが、肩関節周囲に炎症が広がる場合もあり、その場合だと広範囲に疼痛を感じることがあります。特徴としては安静時痛や夜間痛があり、時に肩から上腕にかけて放散痛が走る場合もあります。
先程の夜間痛についてですが、夜間に痛みが強く出る理由としては肩が冷えたり寝ている時に上腕骨に長時間圧力が加わることによって夜間痛が起こるとされています。
また、日常生活で衣服の着脱、帯を結ぶ動作やお風呂で体を洗ったり髪の毛を洗ったりする時の動作の時に疼痛が伴うことがあります。そのことを運動時痛といいます。その為、肩関節を極力動かさないようにするので関節の可動域は制限されるようになってきます。
慢性期に入ってくると、安静時痛は消失してきますが、肩が途中までしかあがらないといった運動制限とそれに伴う疼痛がでてしまいます。
回復期は運動時痛や制限が徐々に改善していく時期になります。
五十肩のまま放置して症状に対してなにもケアをしないでいると、日常生活が不自由になるばかりでなく、関節が癒着してしまい肩が動かなくなってしまうこともあるので、症状が軽いうちからのケアが必要です。
また、急性期の場合は安静にしておくことが原則なのですが、人によっては痛みを我慢して無理やり動かそうとする方が中にはいらっしゃいます。それはかえって肩関節の炎症を悪化させる行為になり損傷が激しくなるので、無理やり動かそうとするのは厳禁です。
五十肩の治し方は、主に運動療法が中心となってきます。
急性期がすぎ慢性期に入ると積極的に運動療法を行っていきます。
方法としては、アイロン体操や壁押し体操、タオル体操などがありますが、これらの体操は痛いのを我慢しながらやるものではないのであまり無理しておこなうものではありません。
当院では治りやすい身体に調整することを目的として治療にあたっています。
今回の五十肩という症状はもとはといえば何故起こってしまうのかというと、老化(変性)によるものと冒頭でもお伝えしましたが、では何故肩の関節に老化が起こるのか?
それは確かに年齢のせいもあるかもしれません。ですが、根本の原因としては今までの疲労や身体のゆがみの積み重ねが今の症状を引き起こしているので、そこを治療しないと根本が良くなりません。
だから、当院ではその根本を取り除くための治療をしています。
どこに行っても良くならないと諦めていませんか?
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「肩こり専門」 ひろ整体院
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