こめかみあたりの頭痛を楽にするには

当院にこのようなクライアントさんが来られました

28歳OL デスクワーク

一日のほとんどがパソコン業務

  • 10日ほど前から右のこめかみあたりの頭痛があり、それから24時間ずっと締め付けられるような脈打つ頭痛に悩まされている
  • 頭痛外来に受診するも「異常なし」と診断、肩こりからではないかと痛み止めと筋弛緩剤を処方されたが全く痛みは治まらない
  • 本人は肩こりの自覚なし、呼吸がしにくい、寝つきにくい

身体をチェックさせてもらったところ肩から背中、首のあたりの筋肉の緊張はかなり強く、身体は疲労して体液循環がうまくいっていない、 不良姿勢、食生活も乱れていて内臓疲労も起こしていて、さらには自律神経のバランスも乱れている状態でした。

どんなタイプの頭痛なのか?

この方は病院で症候性頭痛(病気による頭痛)ではないとのことでしたが、ではいったい慢性頭痛の中で何に当てはまるのでしょうか? 10日以上頭痛が続いているということで偏頭痛とは考えにくいですが、緊張型頭痛なら10日以上続いてもおかしくありません。 一言で頭痛と言っても頭痛の種類や症状、感じ方は人それぞれです。だから無理やり偏頭痛だとか、緊張型頭痛だと決めつけるのはむずかしいことが多いです。 あえて言えばこの方は偏頭痛と緊張型頭痛の混合型ではないでしょうか・・・偏頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛の痛みの程度や出方は違うとされていますが、根本的にはその異常がでる原因はよく似ていたりします。 つまりどの頭痛も身体的・精神的ストレスに関係しています。この方の場合まずは体液循環の確保、身体的疲労・内臓疲労の回復、疲労によるゆがみ、不良姿勢を整える必要があります。体液循環やゆがみが整えば自律神経のバランスも自然に緩和される人もいますが、もしそれでも良くならなければその調整も必要になります。 そういった状態であることを説明し早速、体液循環を整える施術をしていきました。すると身体が軽くなり、頭痛も和らいできたとのことでした。 最初の2~3回は特に体液循環を整える施術をし、体液循環が確保できて来たところで不良姿勢、内臓疲労を整える施術を何回かしていきました。 施術ごとに症状は良くなっていき、初めに訴えていた頭痛の症状はすっかりなくなりました。 後でその方がおっしゃるには・・・自分では肩こりを認識していませんでしたが、肩や首が軽くなり、それに伴って頭がすっきりしてクリアになったとのことでした。 更には、すごく寝やすくなったし、食欲も上がってこらえるのが大変、それに伴って身体の疲労感が無くなって毎日スッキリ目覚めるし、仕事の効率も上がったととても喜んでいただけました。 「私って肩こってたんですね、身体の楽さが初めての感覚です。今まで無理してたんだなと思います。」とのこと、人は良くも悪くもなれる生き物です。自覚はなくても疲労は蓄積するし、それによって身体はゆがんでいきます。 その方も今では疲れがたまりすぎないうちに定期的にケアに来られるくらいにまで良くなりました。 正常に体液循環があって、ゆがみや内臓疲労がなければ身体は正常に機能するし、少しくらい疲れたって元に戻る力があります。ですが、日常生活のなかで身体的・精神的ストレスを受け続けると次第に疲労がたまって身体がゆがんできます。 よく患者さんに言うのですが、「規則正しいバランスの取れた食生活」「適正な睡眠時間」「適度な運動」「ノンストレス」これらが完璧なら身体はすっと健康を保つことができます。でもそんなことってなかなか難しいですよね。だから定期的に身体のケアをすることって本当に大切なことなんです。 毎日仕事に家事に子育てに忙しく頑張られている方ほどそういった意識を持ってほしいと思います。あなたが身体を壊してしまうと周りの人たちは悲しいし大変なことになってしまいますよね。たまには自分の身体をいたわってあげることも考えてみてください。 今、病院では異常なしと言われたけどずっと頭痛がある、痛み止めの薬に頼っているという人がいればぜひとも体液循環やゆがみを整えてみてください。自分では難しいのでその時は専門家に頼ったほうがいいです。 それでは一人でも多くの方が頭痛や肩こりから解放されて毎日快適に素晴らしい人生を送ってもらえることを心より願っています。